2009年7月10日金曜日

北方領土問題(今日の新聞記事より)

 今日の日経新聞の1面に「北方領土問題 進展せず」という記事が掲載された。麻生首相とロシアのメドベージェフ大統領とが、主要国首脳会議会場にて、約1時間会談した。北方領土問題を中心に議論したが、具体的進展には至らなかった。という内容だ。

 以前にも、このブログで紹介した、櫻井よしこさんの『憂国』という時論集の中に、この北方領土に関する背景が書かれている。「日本の地位を沈めた福田首相のロシア外交」という論説の中で、「1945年8月9日の日ソ中立条約の一方的破棄と参戦、北方領土の不法占拠は、彼らの蛮行の序幕にすぎなかった。周知のように、彼らは70万人とも80万人ともいわれる日本軍兵士をシベリアに連行し、強制抑留し、多数を死に追いやった。彼らはまた、日本軍の戦争犯罪を裁き、幾多の戦犯を仕立て上げ、処刑した。事実無根の罪を自白させるために拷問が行われた。〜中略〜こうして無残に奪われた北方領土と幾万の兵士の命に、首相は、今回、いったいどれほどの想いをはせたのだろうか。」

 日本の教育自体が、第二次世界大戦は、全て日本を悪者として教えてきた。悪いんだから、領土を取られても仕方ない。中国等に謝罪することは、必要だ、などと。

 最近、色々な本などを見て、感じることがある。真実は、自分で情報を集め、勉強し、自分で導かなければならないという事だ。権威ある情報媒体が、絶対に正しいという訳ではない。マスメディアが発する情報を全て信じることは、非常に危険だ。

 この北方領土問題にしても、自分で何か変えれる訳ではない。しかし、変える事が出来ない事を理由に諦めてはいけない。その事を日々感じる。

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