2009年6月26日金曜日

公認会計士短答式本試験の合格発表

平成21年公認会計士短答式本試験の合格発表が本日、行われた。
受験者数 17,371人(対前年比1,154人増)
合格者数  2,289人(対前年比1,226人減)
合格率 13.2%

昨年の合格率が21.7%なので大幅な減少になっている。昨年が合格者を出しすぎているので、単純に昨年と比較することはできないのだが。。。

ここで、合格するためには、何が必要なのかを考えてみる。

公認会計士試験の受験生の多くが、専門学校に通い、日々勉強している。私も専門学校の一講師だった経験を述べれば、ある一定時点までは、講義に出席し、目、耳、体で知識を吸収する事が効率的であり、かつ効果的と確信している。しかし、ある一定時点を過ぎれば、講義進度に関係なく、自分で考えながら勉強していかなければ結果に反映されない。

率直に言えば、特に理論科目に関しては、専門学校のテキストでは、本試験に対応することは出来ない。それを理解しているのか、多くの専門学校は、テキストに詳説されていない項目に関しては、試験直前期の答案練習で出題し、試験に的中したと騒ぎ立てる。しかし、直前期では遅い。そのためには、直前期に入る前の日々の勉強の中で、積極的にそれらの項目にあたる必要がある。財務会計であれば、企業会計基準及び実務指針、監査論であれば、委員会報告書等の読み込みを行わなければならない。そのためには、勉強に対する独学力を身につけなければならない。

独学力とは、自分でどん欲に勉強していく力の事。その力を養うため、継続させていくためには、信頼できるパートナーの存在が必要になってくる。信頼できるパートナーとは、友人、ライバル、師などに当たる。

試験に合格するためには、テキストを読む時にマーカーの色を変えて読む等の方法論は、必要ない。ただ、必要なのは、どん欲に勉強する独学力と、それを支える信頼できるパートナーの存在なのだ。

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